出産後の産休・育休中に子育て中に、転職や退職をした方が良いのか、転職や退職をした場合、会社に申し訳ないと感じる方も多いはず。
- 仕事に復帰できるのか?
- 今の職場でなく、転職した方がいい?
- 保育園は子どもがかわいそう?
こんなことを考えるママは、想像以上に多いのです。
私も育休中に退職も転職も考えたので、よくわかります。
育休中の復帰への不安や心配、育休中の転職や退職について、転職の際の保育園問題、実際に復職してみた気持ちについてまとめていきます。
出産を機に子供へ対する気持ちが日に日に変わる、1人になりたい日もある
出産は女性にとって、体にも心にも負担のかかる一大イベントです。
- 我が子とずっと一緒にいたい!
- 元気に育ってほしい!
- すぐに保育園に預けるなんて、出来ない!
出産後のママの多くは、こんなことを強く願うものだと思います。
その反面で、
- 1人の時間が欲しい
- リフレッシュしたい
- 我が子とずっと一緒にいると辛い
- 子育てが精神的にキツイ 等
可愛すぎる日もあれば子育てが辛くて、ずっと一緒いることがキツイと思う日もあったりします。
正直、復職をした方が子育てから少し離れられて、気が楽になるかもしれないと思ったこともあります。
精神的に追いやられているまでは感じていなかったのですが、なんだか辛い日もありました。
子育てをしながら片道1時間半、往復3時間の通勤時間はつらい?
私の場合ですが、育休からの復帰の際には、産休前に所属していた職場への原則復帰という状況でした。
産休前の職場は、通勤時間が片道1時間半、なんと往復3時間・・・
仕事をしているときは、職場が遠いという認識はありませんでした。
しかし、子どもを出産してから電車に乗る機会が少なくなったこともあり、復職が近づくにつれ、日に日にその距離が負担に感じました。
会社への通勤や仕事に加えて、
- 保育園の送り迎え
- 日々の家事・育児
- 子どもが病気の時は私が仕事を休む(←我が家の場合、これは確定)
子育てをしながら働いているママでは当たり前のことも、育休中・復職前の私にとっては、私にはできないのでは?と、当たり前とは思えなかったのです。
育休中から復職が近づくと職場への復帰がどんどん不安に
第一子の育休から復職を考える場合、復職後の生活については人づてに聞いたこと、ネットで溢れている情報を基に、想像を膨らまして考えていることにすぎません。
しかし、未体験のことだからこそ、想像しただけで気が重くなってくるのです。
復職後に気になることと言えば、業務の変更や育児との両立等もありますが、子ども都合で仕事を休む時の不安も大きいはずです。
- 子ども都合で休むのは正直気まずい・・・?
- 休むと同僚や上司から嫌な顔をされるのでは・・・?
- 業務への影響を乗り越えられるの・・・?
職場が働く女性にとって協力的な体制が整っていたり、女性が多い環境であっても、子ども都合で休んだ時、声には出さないものの、良い顔をしない方は少なからずはいます。
しかし、働いている以上子ども都合で休むことはやむを得ないのです。
気になるところではありますが、これは割り切るしかありません。
育休中の転職は、実は想像以上に考えることが多い
転職をする、転職をしたいと思った場合でも、現状として育児休業中の場合は、それ以上に考えることが多かったりします。
- 育休期間は残りどの程度か?
- 育児休業給付金はいつまでもらえるのか?
- 会社は転職を認めてくれるのか?
- 転職中の子どもの預かり先はあるのか?
- 転職後の預かり先はどうするのか?
- 保育園へ入園申込済みなのか?
- 保育園への入園申込をこれからするのか?
- 保育園に入園できなかった場合はどうするのか?
第一に子どもの預かり先の問題ですね。
企業への転職の場合、会社の子育て支援制度の具合によって、大きく変わります。
子育てに協力的な会社の場合、子育てをしている中での採用も、条件が合えば検討してくれます。
しかし、「では、いつから働けますか?」と言われて、数カ月も猶予をくれるような会社は稀です。
今までのキャリアや資格など、群を抜いて良い人材であれば、入社までの条件もいいかもしれません。
しかし、多くの会社が採用にそこまで労力や時間をかけず、他の人材を採用することが多いのです。
育休中の転職活動中に子どもの預かり先があれば転職も視野に入れることができる
と、感じるかもしれませんが出来ないことはありません。
- 会社への復帰にある程度期間的に余裕がある方
- いつから働きたいという時期が定まっている方
- 転職活動中から子どもを預けられる環境にいる方
- 会社への復帰に一切未練がない方
元々の職場の雰囲気や環境に、どうしても戻りたくないと考えている方も、転職をすることも方法としてはあります。
その際も、子どもの預かり先があることが前提です。
旦那さんだけでは、転職の筆記試験や面接等の全日程、仕事を休んで子どもを見てもらうのは、なかなか難しいですよね。
近くに実家や義実家があり、協力体制が整っているのであれば、転職も視野に入れることが出来ます。
企業への転職活動もある程度余裕を持って臨むこともできます。
他にも、住んでいる地域でパートタイマ―として働くことは、転職としてはとても現実的ですよね。
しかし、今後保育園に預けたい場合、例えばパートタイマ―の場合、就労時間や日数によって入園指数(ポイント)が転職前を変わってしまうこともあります。
入園指数が少ないことで、保育園に入園出来ない可能性もあるということです。
育休中に転職できたとして保育園はどうなるかという一番の問題
育休中に転職が出来たとして一番の問題は、
働き始めるタイミングで子どもを保育園に預けることが出来るのか?
ということです。
基本的に育休中の転職となれば、保育園が決まっていない時点で動き出すことが前提となります。
実際に転職が出来た場合でも、預け先がない場合は仕事をすることも難しい状況です。
すでに保育園に入園申込をしている場合や兄弟が保育園に在園している場合は、さらに状況が変わってくるのです。
【育休中】保育園入園申込前の転職の場合
保育園入園申込前に転職活動を開始する場合、ある程度入園したい月を決めて転職活動を進めるますよね。
入園したい月の入園申込に間に合うのかどうかということが問題になってきます。
4月入園を希望する場合、多くの自治体では11月~12月の間に申込期限があります。
申込期限内に申込が出来なければ、入園自体難しくなります。
4月以外の月に入園を希望している場合は、保育園の空き状況によってすぐに入園できる状態なのか、待機として入園を待つという状況のどちらかです。
4月入園を希望する時でも、他の月に入園を希望している時でも、転職先が決まっていなくとも、必ず求職中で保育園の申込を行うようにしてください。
【育休中】すでに保育園へ入園申込をしている場合の転職の場合
保育園の入園申込後の転職についての扱いは自治体でも異なります。
- 申込時と指数(入園ポイント)変更のない転職であればOK!
- 申込時時の指数変更がない転職でも今回の申込では保育園入園できません!
多くの場合、上記の2つに分かれます。
就労時間や就労日数に変更がない転職であったとしても、申込済み自体が無効となれば、転職先が見つかっても「子どもを預けられない」という事態になります。
二次募集や次の月の入園申込で再度の申込が必要となり、保育園への入園が出来ないことも多いのです。
兄弟がすでに保育園に在園している場合、転職となれば保育園の利用事由が就労ではなく求職中という扱いになります。
自治体の決めた求職猶予期間(多くが1か月~3か月)に転職をしなければ、在園している兄弟は退園になってしまうリスクもあるのです。
育休中に復職が難しいと考えれば退職を考えても良い!
育休中に考えることとして、転職ではなく退職を考える方も多くいます。
- 復職後の仕事と育児の両立が不安
- 今は子どもと過ごす生活を大切にしたい
- 育休後は退職も視野に入れていた
- 育休後は退職をすると決めていた
上記の様に、育休中に考え方が変わってきたり、もともと退職も視野に入れていた方もいます。
「育児休業を取るということは職場への復帰が基本」
という考えは、私自身もちろん理解しています。
会社や職場の同僚や上司には、復職を前提とした育児のための期間ということで、育休を取っている状況。
多少なりとも会社や同僚に負担を与えているのは事実です。
「育休を取ったのに退職だなんて申し訳ない・・・」と思うママが大半だとは思います。
しかし出産・育児による気持ちの変化は、言葉では言い表せない程の変化です。
会社や同僚に申し訳ないから・・・気持ちはわかりますが、そこまで復職にこだわらなくても個人的には良いと思っています。
誰が決めるわけでもない、あなたが決める貴方の人生です。
育休後の退職について否定する人もいますが、他人は他人です。
会社や他人があなたの人生を決めてくれるわけでもありませんからね。
育休後に復職をせずに会社を退職をしても、また働きたいと思えば、また他で働きだせば良いのです。
育休後の職場復帰をしてからも転職・退職することもできる
育休後に職場へ復帰することは、とてつもなく不安でした。
私の場合は、上司も同僚もシステムも変わっている状況で、そんな中に飛び込んでいくのは、新入社員の時くらい緊張しました。
時短勤務でもあり、復帰当初は就業時間内に余裕で帰れていました。
- 通勤時間だけは1人でゆっくりできる
- お昼も1人でゆっくり食べられる
- 給料日にはお給料がもらえる
正直、復職も意外に良かったかもしれないと思ったくらいです。
復職後、時間が経てば違った悩みも出てきて、転職や退職についても色々と考えたりしたこともあります。
結果としては、復職後2年ちょっと働き、退職・転職という道を選びました。
しかし、育休後に復職をした結果として言えるのは、
「復職後の方が現実的に転職や退職を考えることができる」
ということです。
- 育児をしながら仕事をするってこんな感じなのか。
- 時短なら意外にやっていけるかも。
- やっぱり子ども都合でも仕事は休み辛い。
- 仕事を休んだ日の次の日は仕事に行きたくない。
- やっぱり今の自分に合う働き方をしてみたい。
実際に体験・経験することで、次のステップに進むべきかどうかを、現実的に考えることができました。
私の場合は、保育園という預け先があるからこそ、退職や転職についてじっくり考えたということがかなり大きいです。
育休後の復職について迷っているのであれば、保育園入園を決めたのちに職場復帰してみるのも1つの方法です。
この職場では働けないかも、育児に専念した方が良いかもと思えば、転職なり退職なり、思った様に進めば良いだけです。
- 育休後の職場復帰後の転職の場合、就労時間や就労日数が変更した場合でも保育園へ継続利用することが出来るケースもあります。
- 保育園入園後の転職については、自治体よって保育園を継続できる条件が異なります。
- 住まいの自治体の保育園入園後の転職・退職について、じっくりと確認をしてください。
まとめ
育休中の職場復帰への不安や転職や退職について考えてしまうのは、育休中のママの多くが経験するものです。
育休中に、転職や退職を選択をすることは間違いではありませんし、自分自身が納得しているのであれば、その選択で良いと思います。
私の場合は、育休後に復職をした上で退職・転職をしていますが、間違った選択ではなかったと感じています。
傍から見れば間違った選択だったのかもしれませんが、自分自身がどう思うかが大切です。
いつか後悔する時もくるかもしれません。
しかし、何もしなかった場合でも、絶対に後悔していたと思います。